2018
14
Apr

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天秤と自然のバランス

今のような、制作した造形物を上皿天秤にそれぞれ乗せ、釣り合わせるものを作り始めて少し経ったころ、あることに気が付きました。

 

両側同じ重さで作って釣り合わせたはずなのに、

日が経つと天秤の針が中心から僅かにずれている…。

???

 

最初は、微妙に同じ重さで作れていなかったのかと思い、作品を手直ししていました。

しかし、それも数日置いておくと、また針が傾いている。

!!!!

 

どうやら、湿度が関係しているようなのです。

造形物は粘土で作られており、中は空洞です。

両側同じような大きさで作った作品なら、湿度が変わっても釣り合うでしょうが、

写真の通り、敢えて大小の球体を左右に乗せているため、中に含む空気の量の違いが、重さを変えてしまうようなのです。

 

先日まで、完成した天秤作品を3点並べて数週間置いておいたことがありました。

3点はその数週間、見事に同じタイミングで大きい球体の方に針を傾かせ、あくる日は中心に戻り、今度は小さい方に傾いていました。

どうやら、針の中心は湿度50%。

まるで息をしているかのようです。

 

 

テーマが「equal」のこの天秤作品、

会場で展示をしている時は、天秤の調整ネジでわずかな針のずれは調整できます。

 

この作品の日々の呼吸は、購入して頂いた方の密かな楽しみになりそうです。

 

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