2018
1
Feb

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着物と日本の伝統工芸「絞り染め」について1

先日、成人式の着物について大きなニュースがありました。

酷い事件ではありましたが、日本人に綺麗な着物を着て成人を迎えたいという思いは、まだ残っているのだと改めて思いました。

 

今では着物を着るのも一生に一度か二度、この成人式のみという方も多いと思いますが、今回はその和装・着物と、日本の伝統工芸、絞り染めについて。

 

海外での活動が増えるにつれて、その国について興味が湧くのと同時に、日本について考える機会も多くなります。

特に感じるのは、今失われつつある着物文化と、そこで発展してきた多くの美しい伝統技法を残したいということ。

その一つに、布生地に模様をつける「絞り染め」という技法があります。

 

絞り染めとは、一般的には生地を摘まんで糸でくくり、そのまま生地を染色した後に糸をほどくことで模様を出す技法です。

しかし、実はその生地の扱い方、糸のくくり方には数えきれないほど種類があり、それぞれの技法に名前が付いています。

杢目絞り、唐松絞り、手蜘蛛絞り、巻き上げ絞り…。

 

絞り染めで有名な所では京都の鹿の子絞り、名古屋の有松絞とあり、京都は絹、名古屋は木綿の生地に絞りをするので、柄は生地の目の細かい京都の方が繊細になります。

素材の違いで出来上がるものも変わります。京都は着物に、名古屋は浴衣や手ぬぐいを主に絞り染めをしてきました。

 

どちらにしても着物文化のものであるので、今、その技術を受け継ぐ担い手がとても少ないそうです。

また、絞るための道具の作り手も減ってきており、何十年か後にはできなくなるであろう技法もあります。

これは工芸に関わらず、伝統技術全般でよく言われることですが、素材や道具が色々な要因で手に入らなくなり、技術の伝承が難しくなっていきます。

 

では、技術の担い手として以外で私たちができることは、なんでしょうか。

着物に関しては、着ることですね。

私も、今後機会を作り着物を着ていこうと思い、手始めに作家紹介用の写真を着物姿で撮ってみました。今、Facebookで載せているものです。

いずれは、海外で個展を開催できるようになった時、絞り染めの着物を着て皆様をお迎えできればと思っています。まずは着付けから挑戦ですね。

 

次回は、絞り染めと私の作品について、お話したいと思います。

 

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