2018
22
Jan

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抽象画という謎

この作品は、何か元のイメージはあるんですか?。

 

これは、展覧会で一番聞かれる質問です。

今では、「breath」、「equal」とテーマを付けるようになりましたが、しばらく前までは全て無題で発表していました。

感覚としては、私が五感で感じたありとあらゆるものを脳内に吸収し、分解し、結合し、最終的に発酵までしたころで、

…いわゆる、空からポンと一つのイメージとなって降ってくるわけです。

発酵までしているので、もう原型はありません。

どの言葉で表現しようとしても、嘘のように感じて題名を付けられませんでした。

 

それを、最近「breath」と名付けるようになりました。

呼吸。

それは、同じ模様を繰り返し描くという行為は、人が生きることそのものだと気が付いたからです。

呼吸をすることも、心臓を動かすことも、細胞分裂をすることも、

人の営みは全て繰り返し。

この何一つ自分でコントロールできないものの中で、人は生かされているという不思議。

この不思議に、たまらなく興味があります。

この不思議を形にしたい。

 

さて、今回載せた写真の作品、この球体の中は空洞です。

生きているという奇跡の中で、

いっぱい息を吸いこんだ自分に見えませんか?。

 

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