2019
9
Jan

ブログ

人生に迷い、山でも迷う?

今回は、登山のお話。

私もそうですが、年齢にかかわらず、

山に登ることが好きな方は多いですね。

 

私は東京の西の方に住んでいるので、

電車では高尾山や、もっと西の山梨の方に

登りに行く人をたくさん見かけますが、

年配の方の多さには驚きます。

 

昔も登山ブームがあったと聞きますから、

若い時から山登りをしている方は、

今の若い人以上に健脚でしょうね。

 

しかし、この昔鍛えた山登りの足、

その後もずっと続けているものではなく、

20~30年、間を空けての再開だったりすると、

 

今の自分の体力を見誤ることになります。

 

今、山で起きる遭難は毎年どんどん増えており、

約半数が60代以上の方です。

 

年配の方は体力的に無理をし、

また若い人は、山に無知なため、なめてかかり、

それぞれ遭難します。

 

私が二十代の頃によく登った屋久島の山々。

屋久島も、たびたび遭難者がでて、

年に1~2人は亡くなっています。

(~平成27年 環境省調べ。

28年度以降は、死者ゼロの年もあるとのこと。地元情報より。 )

 

屋久島の山々の多くは、

登山道の木の幹に

ピンクや赤のテープが一定の間隔で巻き付けてあり、

それを目印に登っていきます。

 

そのテープがないと、

登山道なのか獣道なのか、はたまた単なる岩場なのか、

ルートが分からないことが多いからです。

 

そして、登り続けて何時間かしたころ、

最初感動していた森の景色にも慣れ、

登ること自体に身体が慣れていき、

 

多少疲労感もあり、

緊張が途切れ始めます。

 

だいたいこの辺でしだすのが、

普段もやもやしていることなどの考えごと。

 

…さて、毎年屋久島に来て、

森のスケッチもかなり納得いくまで描いた。

 

今後、今の作風をどうしていったらいいのか。

作品として表現するには、

スケッチからどう発展していけばいいのか…。

 

まだ抽象画にまで進展していなかったころ、

自分にスケッチ以上の何が描けるのかが分からず、

自分探しの様に、山に登っている時期がありました。

 

黙々と登りながら頭の中は、

自分のこれからの絵がイメージできない

不安でいっぱい。

 

そんなもやもやした私が目で追う先は、

数メートル先のピンクのテープではなく、

目の前の獣道。

 

…はっと気付くと

テープがない!!!。

 

登山道とは全く違う、ルートから外れた場所を

もうかなりの距離、歩いていたのです。

 

もう少し気付くのが遅かったら、

引き返す道も分からず、

私も危うく遭難していたかもしれません。

 

色々と遭難について調べてみましたが、

きっかけのほとんどは、不注意と疲れのようです。

 

私のような道迷いが一番で、

後は、写真撮影など他に気を取られての滑落など。

 

車やバイクの運転でも、少し遠くを見て

運転しますよね。

目の前だけ見ていると、

迷子になるか、事故を起こすということです。

 

楽しいだけではない、

山の美しさ、怖さ、激しさ、恐ろしさ…

そのすべてが、今の私の作品には溶け込んでいます。

 

遭難の恐怖は別として、

山の豊かさをいろいろと想像しながら

作品を見ていただければなと思います。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。