2018
28
Dec

ブログ

「天」「宙」「空」、生命科学と作品について

今回は、生命科学と私の作品について。

 

私が日々、作りだしているものたちのテーマは、

大きく言うと”生命の連鎖”。

 

いただく作品の感想では、

微生物やDNAのらせん構造に見えたり、

生命の誕生を感じ取ってもらったり、

何だかよくわからないけど、

とにかく心がザワザワするというものまで、

 

その人の中の”生命”を意識する瞬間に

立ち合わせてもらっているんだなと思います。

 

生命の何にピンと来るかは

人それぞれの感覚と、

今まで歩んできた人生の出来事に起因するので、

私は一つの生命には限定していないのですが、

 

以前読んだ本の中で、

なるほどと思うものがありました。

 

「生きて死ぬ智慧」

これは、日本を代表する生命科学者であり歌人の

柳澤桂子さんが、

生命科学者の視点から、般若心経を心訳したものです。

 

生命科学の世界で人を語るなら、

宇宙にはたくさんの粒子が存在しており、

人間も、その粒子でできている。

 

動き回っている粒子同士が

お互いの安定したところで止まっているものを

「物質」と言い、

物質は、現象であるということ。

 

つまり、刻々と変化し続けるものであって、

変化しない実体はないということ。

 

宇宙という世界の多くの星の中の、

太陽系にある地球の中で、

刻々と変化していく、ひとつの生命体として

生きている私たち。

 

私たちも、宇宙の一部。

 

 

この世界観が、私の作品の源だと思います。

 

それは、私の作るものたちは、

頭で考え抜いて出てきたものではないからです。

 

ただ、「そら」から降ってくるものを

私の身体を通して形にしているだけ。

 

さて、この本の般若心経は、

「空(くう)」について説くものなので、

柳澤さんの心訳も、本筋の内容はそちらです。

ご興味のある方は、読んでみてください。

 

「そら」…「天」「宙」「空」、

どの漢字を当てましょう。

全ては、同じなのかもしれません…。

 

 

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